

再び登場していただきます(笑)
プラチナの天然石ピアスです
材質はpt900(プラチナ900)で、
写真のようにpt900の
刻印が入っています
pt900は、プラチナの純度90%を意味します
残りの10%はパラジウムです
ただし、石を留めるツメの部分など
強度を出したい部分には
わずかに銅を混ぜています
pt900はとっても標準的な純度です。
この純度で、職人さんが1番扱いやすい
堅さとなり、繊細な仕事ができます
なおかつ9割がプラチナですので
貴金属としても価値も十分ございます
特にピアスの場合は、
金属アレルギーの心配があります
ですので、
現在のプラチナのピアスの軸はほとんどが
純度の高いpt900、またはpt950です
逆に、プラチナピアスで
pt800(純度80%)やpt850(純度85%)
という製品も当然あります。
純度を下げる目的は1つしかなく
価格を下げるためです。
プラチナの純度が下がると、
そのぶん他の金属の割合が高くなります
実はパラジウムも高価な金属です
ですので、価格を下げるのが目的の
pt900より低い純度のプラチナには
銅の割合が多くなるようです。
プラチナの宝飾品を
世界に広めたのは
有名ブランドのカルティエです
それまでは『銀色』の宝飾品は
文字通り『銀(シルバー)』しかありませんでした
ご存じのように銀は、
時間が経過すると黒ずんできます
この銀の欠点を克復するために
考えだされたのがプラチナです
しかしこのプラチナは戦時中や戦後、
とても少なくなり、高価になってきました
そこで次に考え出されたのが
金に、他の金属をまぜて
銀色にする技術です
これがホワイトゴールドです
つまり、ホワイトゴールドというのは
プラチナのかわりに
生み出されたものだったのです
実は当店も知りませんでした(笑)
貴金属の歴史をかなり大雑把に書きました
これから少しずつ詳しくご紹介します
当店も来年から、少しずつ貴金属を 取り扱う予定ですのでとても勉強になります